近年運送業界は需要が高まる一方で、常に人手不足となっています。
そのため、黒ナンバーを取得すれば開業できる貨物軽自動車運送事業が近年注目を集めています。
今回の記事では、黒ナンバーの取得条件と取り方について解説します。
▼黒ナンバーの取得条件
取得条件は以下の5つになります。
①営業所と休憩施設を所有か賃貸で確保していること。(面積は問わない)
②営業所から半径2km以内に所有か賃貸の車庫があること。
?運送約款があること。
④損害賠償能力があること。
⑤1台以上車両を有すること。
個人の場合、自宅を営業所か休憩施設に申請することも可能です。
また、運送約款とは、運送事業を行う上での運賃や事業者の責任事項等をまとめたものになります。
損害賠償能力は、自動車損害賠償保障法に基づいた責任保険や責任共済に加入する計画等の有無が問われます。
1台以上車両を有するとは、車検証での用途が「貨物」となった、軽トラ・軽バン等を確保することです。
▼黒ナンバーの取り方
黒ナンバーの取り方を見ていきましょう。
①申請日までに営業所、車両を確保する。
②営業所を置く都道府県の運輸支局へ各届出を提出する。
③「事業用自動車等連絡書」を運輸支局で取得する。
④「車検時書換書類」を作成する。
⑤軽自動車検査協会で、車検証とナンバープレートを変更する。
必要な書類や手続きの場所も決まっているので、事前に準備をしておくと焦らずに済みますよ。
▼まとめ
以上が黒ナンバーの取得条件と取り方です。
各届出は車検証の内容を見れば、記載できるものが多いため比較的簡単に変更が可能です。
黒いナンバーを用いる貨物軽自動車運送事業は、黒ナンバーを取得した車両1台とドライバー1人から始めることができます。
そのため初期費用も低く、比較的手軽に開業することができます。
当社でも現在軽貨物ドライバーを募集しています。
ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。