軽貨物運送業を始める方は、黒ナンバーの取得が必要です。
営業用の車であることを証明するナンバーの事を、黒ナンバーと言います。
今回は、黒ナンバーの手続きに必要な書類について説明していきます。
▼黒ナンバーの手続きに必要な書類
軽貨物の黒ナンバーを取得する際は、運輸支局と軽自動車検査協会での手続きが必要です。
基本的な手続きは、運輸支局での申請後に軽自動車検査協会の申請を行います。
それぞれに必要な書類について解説しますね。
■運輸支局の手続きに必要な書類
【貨物軽自動車運送事業経営届出書】
運送業を経営する場合は、貨物自動車運送事業法に定める届出を行わなければなりません。
その運送約款や事業計画の内容のなどを明らかにした書類が、この届出書です。
提出する際は、提出用と自分の控え用の2部の準備を行いましょう。
【運賃料金設定届出書】
貨物自動車運送事業法に基づいて、運賃や料金の設定を行う必要があります。
仕事を請け負った際、お客様に対して運賃として請求する料金の提示を明らかにする書類です。
提出する際は、提出用と自分の控え用を準備しておきましょう。
【運賃料金表】
運賃の料金には、上限や下限などの決まりがない場合が多いです。
積込料及び取卸料と待機時間料についての記載は必須ですので、注意がして作成を行いましょう。
この料金表も、提出用と自分の控え用の2部準備しておきましょう。
【事業用自動車等連絡書】
貨物自動車の使用者が運輸支局での申請の届出、または完了していることを証明する書類です。
【車検証コピー】
新車の場合は、完成検査終了証や譲渡証明書など車が分かる書類をもっていくと良いでしょう。
■軽自動車検査協会の手続きに必要な書類
・車検証の原本
・申請依頼書(委任状のようなもの)
・ナンバープレート2枚(黒ナンバーと現在使用しているナンバー)
・事業用自動車等連絡書(運輸支局の経由印が押されているもの)
・会社の代表社印
・住民票や法人謄本
▼まとめ
軽貨物運送業を始める方は黒ナンバーの取得が必須で、取得には手続きが必要です。
手続きに必要な書類は上述したものを揃え、手順を予習する事で迷うことなく申請が行えます。
黒ナンバーなしでの運送業を行う事は違法ですので、使用の目的に応じた届出を必ず行うようにしましょう。