運送業に携わっていると、「配達」や「配送」という言葉をよく耳にしますよね。
どちらも同じ意味に捉えられがちですが、実は違う意味を持っており、意味を正しく理解していないと業務に影響が出てしまうことがあります。
そこで今回は、配達と配送の違いについて解説していきます。
▼配達と配送の違い
■配達とは
配達とは、荷物を目的地まで届けることです。
運送業者は依頼主から荷物を預かりますが、その荷物を車に積んで宛先へ届ける工程を配達と言います。
■配送とは
配送とは、荷物をある場所から別の場所に運ぶことです。
一見配達と同じ意味に思えますが、配送は荷物を届けるまでの全工程を表しています。
つまり、宛先に荷物を届ける「配達」に対して、配送は宛先に届けるまでの中継地点への移動も含まれるということです。
▼発送とは
「配達」や「配送」と混同しやすいのが、「発送」です。
発送とは荷物を送り出すことで、注文された商品を企業が運送業者に依頼するまでの工程を指します。
つまり、荷物の運送のスタート地点が「発送」にあたるということです。
順番で言うと、「発送→配送→配達」となります。
▼まとめ
「配達」は目的地に荷物が到着したことを指し、「配送」は荷物を目的地に届けるまでの全工程を指します。
また、「発送」は荷物を目的地に届けるために、荷物を運送業者に託すまでの工程です。
この3つの言葉は意味を間違えやすいですが、「発送→配送→配達」の順番で覚えておくと流れを把握しやすいでしょう。